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具体的に書くということ

今回は「具体的に記述する」ということを考えてみましょう。
例えば次のような文章があったとします。


 私が看護師を目指そうと考えたのは、家族が入院したとき、担当の看護師の方がとても温かい看護をしてくださったことがきっかけだ。中学生の時、祖母が入院したが、看護師さんがいつも温かく祖母に寄り添ってくれた。また私たち家族のこともいろいろと細かく気遣ってくださった。祖母のことはもちろん家族に対してまでケアしてくださる看護師さんの姿に私はとても打たれ、自分もこういう看護師になって、病を抱えている人の力になりたいと強く感じた。



この答案は何が問題か?

この文章の問題点は「具体性が弱い」という点です。看護師になりたいという熱意はわかりますが、「温かい看護」とはどのような看護を指すのか、「温かく寄り添ってくれた」「家族も気遣ってくださった」などについても具体的にどのようなことを指すのか全く書かれてありません。採点者はこの答案だけを手掛かりに、受験者がどのような人物かを見極めようとしているわけですから、第三者が状況をイメージできるように書く必要があります。
 例えば次のように書くとどうでしょうか。

 

私が看護師を目指すようになったのは祖母が骨折で入院したときの経験がきっかけだ。祖母も家族もはじめてのことで手術や入院の際には不安な気持ちでいっぱいだったが、そんな時にあたたかくよりそってくださったのが看護師さんだった。手術の前、痛みはあるのか、リハビリはどれくらいの期間やるのか、など不安から何かと質問していた祖母に対し、担当の看護師さんは時間をかけて説明してくださり、不安を解消させてくれた。また看病で疲れていた家族に対しても「今日は私たちがケアしますから家でゆっくり休んでくださいね」などと声をかけ気遣ってくださった。このように、祖母のことはもちろん家族に対してまでケアしてくださる看護師さんの姿に私はとても打たれ、自分もこういう看護師になって、病を抱えている人の力になりたいと強く感じた。

 

少し具体例を入れただけですが、初めの文と比べてはるかに状況がイメージできるようになったと思います。また具体的になったことで、看護師を目指したいという最後の一文の説得力も増しました。このように具体的な言葉で記述するということも心がけていただきたいことの一つです。



講座1・まずやるべきこと

講座2・バランスを考える

講座3・具体的に書く

講座4・課題文の扱い方

講座5・普段の勉強法